「簿記3級に合格したいのだけど、どれくらい勉強したらいいのかな」
「簿記3級は独学でも合格できるって聞いたけど、学校に通うのと比べて時間はかかるのかな」
初めて簿記3級にチャレンジしてみようかな、と考える際に、独学でも合格できるって話を聞くことも珍しくありません。また、学校に通うのと比べて時間がかかりすぎたりするんじゃないかなという心配もありますよね。
ここでは、私自身が簿記試験を受験した経験と、会社の若手に教えてきた経験を踏まえて、あなたに簿記3級を独学で合格するための必要な勉強時間についてお教えします。
自己紹介
非正規雇用歴14年を経て、現職へ転職して年収が倍になりました
転職活動を戦略的に行った自身の経験を転職希望者へ伝授、転職成功者を多数輩出
資格は日商簿記2級、FP2級、MOS(word,excel,powerpoint)を取得、中小企業診断士受験予定
この記事を読むと、簿記3級に独学で合格するために必要な学習時間がわかります!
これを読んで、簿記3級に合格しましょう。
簿記3級に合格するための勉強時間は独学・学校利用問わず50~100時間
簿記3級に合格するためにはどれくらいの時間、勉強すればよいのでしょうか?
一般的には50時間~100時間といわれています。
私自身、簿記3級の学習には100時間弱の時間を割きました。
簿記を全く知らないところから、独学で合格するまでに100時間弱です。私も初学者で基礎知識は全くないところからやったもので、自分の実体験からも100時間前後は欲しいところですね。
学校利用ですと授業の時間が20時間程度のカリキュラムのところが多いようです。
学校を利用する場合は、出題される論点の解説を授業で受けられます。
このため同じ時間を費やすとしても理解は進みやすく、学習効率は非常に高くなります。
仕事で総務や経理にいらっしゃる方であれば確かに50時間程度でも合格する可能性はあります。日頃扱っている伝票や日計表があるので何となく頭に入ってきやすいのです。
しかし、簿記に初めてチャレンジする方であれば話が違ってきます。
問題様式に慣れるための時間も必要なので、やはり100時間前後の時間は確保した方がよいでしょう。
独学での簿記3級の勉強時間には、合格には直結しない時間もあらかじめ含んで考えよう
簿記3級を合格するまでには、理論の理解が必要になってきます。しかし、最短ルートばかりを通れるわけではありません。
それでも、私自身の経験と、勤務先の若手職員たちに簿記を教えてきた経験からすると「ほとんどの方は100時間もあれば、まぁ合格はするかな!」という感覚はあります。
私が関わってきた方々の中で簿記3級に合格できないままだった方はいらっしゃらないので、あながち間違ってもいないと思っています。
が、たまに、簿記という世界の理論、理屈に苦戦してしまう方もいらっしゃいます。
これは頭がいい悪いという話ではなく、やはり会計分野という独特な世界での用語や決まりごとがありますから、戸惑う方も多いわけです。
こうなりますと理解をするまでには目安とされる勉強時間100時間に追加して時間が必要になってきます。
ちなみに、学校を利用すると、この追加時間がぐっと発生しにくくなる(より確実に合格しやすくなる)というメリットがあります。
簿記3級に合格する実力を養うための勉強時間は、独学でも学校を利用してもあまり変わらない
勉強時間というよりも「実際に問題にあたってみる、解いてみる」という時間と考えてください。
簿記3級試験は試験問題の配点上、攻略しやすい解答順が存在します。
簡単に説明しますと、残高試算表の問題と清算表の問題はどうしてもボリュームがあるので、この2つを抑えるだけでも60点近い点数を確保できるのです。
この攻略法をマスターしていただくには、試験本番で慌てないように適切に問題を処理していくための一定のスピードが必要になってきます。
また、スピードと一口に言いましても問題を解く過程の下ごしらえに相当する作業(仕訳と集計)にはどうしても時間がかかります。下ごしらえの作業中に結構書きもれや桁の間違いが多発します。
本番で合格するためにはこうした作業段階でのミスや遅れをなるべく少なくする必要があります。この練習のために過去問題にあたって問題を解くことに慣れて頂く必要があります。
独学で簿記3級に合格するには、やはり勉強時間は100時間程度必要
以上、独学での簿記3級合格には勉強時間は100時間前後が必要になるということがおわかりいただけたかと思います。
簿記3級の試験が実施される2月、6月、11月を想定して、あなたが今から準備して100時間くらいの時間が確保できるかどうかを、一度調べてみてください。
多少前後する分には問題ありませんが、もしちょっと少なかったら…どこかで時間を捻出できるかを考える必要もあるかもしれませんね。
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